
PCOSってなに?
AIHとかIVFとか英語ばっかりで…

混乱しますよね。

主治医の先生からいわれたけど、なんかその場で質問しづらくて…

診察で専門用語がたくさん出てくると、
訳わからなくなってきますよね(小声)

PCOSは、排卵がうまく起こりにくい状態のことなんです。
もうちょっと分かりやすく説明していきますね。
妊活や生理不順をきっかけに、「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」という言葉を初めて知った方も多いのではないでしょうか。
聞き慣れない言葉に、不安や戸惑いを感じることもあると思います。
「治るのか」「妊娠できるのか」と、これからのことが気になる方も少なくありません。
PCOSは、排卵が起こりにくくなる疾患の一つです。
生理不順や排卵障害の原因になることがあり、不妊治療の検査をきっかけに診断される方もいます。
しかし、PCOSだから妊娠できないといいうわけではありません。
治療をしながら妊娠を目指している方も多く、症状や状況に合わせて治療方針を決めていきます。
この記事では、
- PCOSの基本的な知識
- 診断基準や原因
- 改善方法
- 治療の考え方
までをわかりやすくまとめています。
不安を少しでも整理し、自分に合った向き合い方を見つけるための参考になればうれしいです。
PCOSとは
PCOSは、多嚢胞性卵巣症候群といいます。
読み方は、ピーシーオーエスです。
卵巣の中に小さな卵胞がたくさんみられ、排卵がうまく起こりにくくな状態です。
そのため、月経不順や無月経、不妊の原因になることがあります。
にきびや多毛、肥満などがみられる場合もあります。
排卵がうまくいきにくい体質や状態の一つと考えると分かりやすいです。

私の友人はPCOSと言われて
結構落ち込んでたな…
妊娠諦めた方がいいのかなって…
PCOSの症状
PCOSでは、さまざまな症状がみられることがあります。
例えば、
- 生理周期が不安定
- 排卵しにくい
- ニキビや体毛の変化
- 体重増加
などがあります。
ただし、症状の出方には個人差があり、健康診断や不妊治療の検査で初めてわかるケースもあります。

生理周期がバラバラで予測できないってよく言ってたし、
よくニキビで悩んでたなぁ。
でもそれでPCOSだったとは。
私はPCOSに当てはまる?
PCOSの診断は、いくつかの検査や状態を組み合わせて判断します。
主に、月経の状態、卵巣の様子、男性ホルモンに関する値などを見ます。
診断基準
以下の1〜3の全てを満たすものを多嚢胞性卵巣症候群とする。
1 月経周期異常
日本産科婦人科学会「多囊胞性卵巣症候群に関する全国症例調査の結果と本邦における新しい診断基準(2024)について」
2 多嚢胞卵巣またはAMH高値
3 アンドロゲン過剰症またはLH高値
AMHが高いだけでは、PCOSとは診断されないのです。
セルフチェック
自分だけで診断することはもちろんできません。
しかし、受診の目安として確認することはできます。
セルフチェックで当てはまる項目があれば、婦人科で超音波検査や採血を受けるのがおすすめです。
PCOSは月経不順や不妊の原因になることがあるため、早めに確認できると安心です。
受診の目安
- 生理がかなり不規則な場合
- 生理が数か月こない場合
- 妊活中で排卵しにくいと言われた場合
には、早めに婦人科で相談するのがおすすめです。
PCOSの原因は?
PCOSの原因は、はっきり1つに特定されていません。
いくつかの要因が重なって起こると考えられています。
主に、
- ホルモンバランスの乱れ
- インスリン抵抗性(血糖を下げる働きがうまくいかない状態)
- 遺伝的な体質
- 肥満
などが関係するとされています。
PCOSになる仕組み
PCOSは、排卵に関わるホルモンの調整がうまくいかないことで起こります。
具体的には、
- アンドロゲン(男性ホルモン)の増加
- 排卵障害
- インスリン抵抗性
- 遺伝的な影響
- 肥満
などが関係していると考えられています。
LHというホルモンが高くなったり、LHとFSHのバランスが崩れることもあります。
ただし、それだけで説明できるわけではありません。
こうした影響で、卵胞の成長や排卵がうまく進まなくなります。
その結果、月経不順や無排卵、不妊につながることがあります。
PCOSは改善できる?
PCOSは改善が期待できます。
体質やホルモンの影響はありますが、生活習慣の見直しや治療で月経や排卵が整うことがあります。
改善に役立つこと
減量
体重が増えている場合は、減量で排卵や症状が改善することがあります。
しかし、完全に糖質をカットすることや過度なカロリー制限は、ホルモンが乱れたり生理が止まってしまうリスクもあるので要注意です。
食事バランスを整える
食事を整え、血糖値が急に上がりにくい食べ方を意識するとよいとされています。
例えば、白米は雑穀米や玄米に置き換えてみたり、甘い飲み物やお菓子は控えてみたり。
まずは、普段の食事はそのままに食べる順番を意識することから始めてみるといいかもしれません。
野菜 → タンパク質 → 炭水化物
運動習慣
運動習慣をつけることも、ホルモンバランスや代謝の改善に役立ちます。
おすすめは、1日20〜30分程度のウォーキングです。
モチベーションがあれば、軽い筋トレに挑戦してみるのもいいかもしれません。
おすすめはスクワットです。
筋肉が増えるとインスリン改善にもつながります。
治療
必要に応じて、婦人科で低用量ピルや排卵誘発などの治療をおこないます。
薬の効果には個人差があるので、SNSやインターネット上の情報は参考程度に主治医と相談してみましょう。
放置するとどうなる?
PCOSをそのままにしておくと、月経不順や無月経が続くことがあります。
排卵が起こりにくくなり、不妊につながることもあります。
また、にきびや多毛、脱毛などの症状が出ることもあります。
さらに、肥満や糖尿病などの生活習慣病、子宮内膜症、子宮体がんのリスクが高まる可能性があります。
PCOSの治療方法は?
PCOSの治療は、妊娠を希望するかどうかによって変わります。
治療の基本
まずは生活習慣の改善が基本となり、必要に応じて薬を使います。
体重が増えている場合は、減量や運動が基本になります。
妊娠を希望しない場合:低用量ピルで月経を整えるなど
妊娠を希望する場合:レトロゾールやクロミフェンなどの排卵誘発剤を使用するなど
サプリは何がいい?
サプリは治療の代わりではなく、補助として考えます。
ビタミンD
不足している場合に、月経や排卵の改善に役立つ可能性があります。
イノシトール
PCOSや不妊の補助として研究されています。
しかし、現時点でわかっている効果は限定的で、明確に改善するとまでは言えないようです。
オメガ3脂肪酸
脂質の代謝や妊娠のしやすさに良い影響がある可能性があります。
注意
サプリだけでPCOSが改善するとは限りません。
妊活中や月経不順が強い場合は、自己判断でサプリを増やすのではなく、主治医と方針を相談することがおすすめです。
PCOSと診断されたときの気持ちの整理
PCOSと診断されると、不安や戸惑いを感じる方が多いです。
「治るのかな」「妊娠できるのかな」「これからどうなるんだろう」と、いろいろな気持ちが出てくるのは自然なことです。
もちろん無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。
ショックを受けたり、落ち込んだりするのは、誰にでも起こりうる反応です。
気持ちの整理のヒントとしては、「知らなかった状態から、知って対策できる状態になった」と考えてみることも一つです。
PCOSは、気づかずにいるよりも、早く知って対応していくことが大切とされています。
治るの?
PCOSは、完全に元の状態に戻るというよりも、コントロールしていく病気と考えられています。
体質的な要素は残ることがありますが、生活習慣の見直しや治療によって、症状が改善することは十分あります。
たとえば、生理周期が整ったり、排卵が起こるようになったりすることがあります。
そのため、「何も変えられない状態」というわけではありません。
自然妊娠はできる?
PCOSと診断されても、自然妊娠ができる可能性はあります。
排卵が起こるタイミングがあれば、その中で妊娠に至る方もいます。
一方で、排卵が起こりにくい状態が続く場合は、医療のサポートを受けることで妊娠に近づくこともあります。
排卵誘発剤などの治療は、多くの方に行われている方法です。
状況によっては、人工授精や体外受精が検討されることもあります。
PCOSと聞くと、「妊娠できないのでは」と強く不安に感じる方もいます。
ですが、PCOSは珍しい病気ではなく、治療や工夫によって妊娠につながるケースも多くあります。
大切なのは、一人で抱え込まないことです。
分からないことや不安なことは、医師に相談しながら少しずつ整理していくことが安心につながります。
今はまだ不安が大きい時期かもしれません。
ですが、できることは少しずつ見えてきます。
あせらず、自分のペースで向き合っていくことが大切です。

少しでも心配なことが浮かぶと
検索魔になって夜更かししちゃったり…

本末転倒にならないように、
早く寝て体を整えるのがベストですね!
まとめ
PCOSは、排卵が起こりにくくなる状態で、月経不順や不妊の原因になることがあります。
原因は一つではなく、ホルモンバランスや体質、生活習慣などが関係しています。
一方で、生活習慣の見直しや治療によって、月経や排卵が整うこともあります。
妊娠についても、自然妊娠の可能性がある場合や、治療によって妊娠につながる場合があります。
気になる症状がある場合は、早めに婦人科で相談することが大切です。
自分の状態を知り、できることから対応していくことが、今後の安心につながります。

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